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EGJ ESSAY #7

"2 degrees is a death sentence for us"-地球温暖化とCOPについて学んだこと-


今回は、私が以前参加したSDG13探求café-地球温暖化の国際会議COPについて知ろう-というワークショップで学んだことについてシェアしたいと思います。


COPとはConference of Parties(締約国会議)の略のことで毎年開催され、温暖化について話し合う場となっています。開催地は5つの地域(アフリカ、アジア太平洋、中南米・カリブ、中・東欧、西欧・その他)が毎年順番に割り当てられ、そのなかで国は挙手制で決めることになっています、今回は26回目の開催で、イギリスのグラスゴーという郊外で話し合いが行われました。グラスゴーには風力発電所が200基もあり、町自体がエコだそうです。


今回のCOPで最も注目されたことは、産業革命以前と比べて、平均気温上昇を1.5℃以内に抑える大切さが強調されたことです。以前は2℃以下に抑えることは決められていましたが、1.5℃に対しては懐疑的な意見も多かったようです。しかし、小島嶼国(小さな島で構成されている国で温暖化による海面上昇の被害を受けやすい)のひとつであるバルバトスの代表が”2 degrees is a death sentence for us”(2℃は小島嶼国にとって死刑宣告だ)と強いメッセージを送り、COP26では1.5℃に押さえる必要性が認識されました。


またワークショップ内では産油国チーム、EUチーム、最貧国チームなどそれぞれのグループに分かれてそれぞれの立場からディスカッションをする模擬COPを体験しました。私のグループは温暖化の被害により他の地域への避難を強いられている住民も多い、小島嶼国チームだったので基本的に温暖化に対する厳しい対策を求める意見を出しました。一方、産油国チームは自国が石油によって経済を回していること、発展途上国のチームはこれから発展していきたいということ、資金・技術面から気候変動への厳しい対策に対して慎重な意見も見られました。


実際のCOPでも、国の状況によって意見は様々であることが分かりました。しかし、どの国も地球温暖化の危機を無視しているわけでは無く、産油国なども他国からの支援を条件に協力体制をとっていたりと、世界中が温暖化の問題に意識を向けていることが感じられました。


2022.02.13 EGJ メンバーHinako



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